sketch/2016.1.24【大儲けまでの】

 冬至を挟んで冬の始めと終わり頃。日の入りの前のほんの僅かな時間だか、西日が美しく差し込んでくる。毎年の事だが、今年は特に美しい気がする。


 開店と同時になだれ込んで来た客足も落ち着き珈琲をすすっていると、あっという間に日が暮れる。外はもしかしたらこの冬一番の寒さではないだろうか。今年のguzuriはきっと、もっと良くなる。そんな話をしながら暖をとる。


 そして私はFor Freeを目標に掲げながら、もっとはっきりとした立場をとっていくだろう。まずは自分に値段をつけ、その価値を汲んでくれる場所に歌を届けよう。いよいよ値段公開に踏み切る構えだ。


 私が聴いて欲しい時と、誰かが私を聴きたい場合では全くもってモチベーションが違うから当然なのだが、それも過程だろう。


 大儲けまでの。