sketch2013.5.2

松江に着くと、改札の向こうで手を振る笑顔。ひうたさんが迎えに来てくれた。よしととひうた というペーパーライブストーリー(紙芝居と音楽を融合させたもの)を港北のIKEAで拝見していらい4〜5年のおつきあい。いつものようにMGのあっちゃんに会いに行き、カツ丼を食べる。そして前回前々回とライブをしたlibereで七部のカットソーを購入。この冬はlibereの温かいカットソーを毎日着ていた。


会場のtete de bavard。天井の高い2階のスペースは、よく響き、古い梁にこの建物の歴史を感じた。パパ(マスターの事をみんなそう呼ぶ)の料理にも大感動し、細部にわたってパパの愛情たっぷりのこの場所に、様々な共感を感じられずにはいられなかった。この場所もまた、愛情がたっぷり注がれた、愛されている場所だった。


松江の街をふらふら散歩してみる。また違う風を感じて、僕は旅人なのだと思う。


ひうたさんの家にある宿日記。この4年で僕は3度目の記帳。まだ3度目?という程に濃密な時間を過ごしている。会っていない時間もまた、関係を深めてくれるのだと再確認。


翌朝、七類港で手を振ってくれたパパのシーンにまた、新しい歴史の始まりを感じずにはいられなかった。


春と夏の間の、光の美しい一日。

sketch2013.4.30/5.1

大阪と神戸


大阪は1年ぶりくらい、神戸では実は始めてのライブ。 今回の企画は、ハルモニアの川村さんのお手伝いとして知り合ったシカゴくんの手によるものだった。


イベントを企画するという事の大変さは本当によく分かるので、企画してくれることはとっても嬉しいです。


さて、新幹線でPCを開きっぱなしで、携帯もろくに充電していなかったのですべて電源が落ち、電源難民。目的地迄10分のところを1時間あるく。


いろいろ考える。 無事に保護され、会場入り。ろうそくの明かりで、まどろむ様なライブ。


どちらにしても、ライブ前はよく散歩をするので丁度よかった。神戸でも元町を1時間くらい歩いた。人の流れはその街を教えてくれる。そしてその日歌う事に何かしらの思いが宿る。


場所を提供してくれた、musuhi cafe カヤさん、a.armさん。どちらも、丁寧にお店作りをされていて、とても良い雰囲気だった。カヤさんのカレーは絶品。a.armさんでは、購入したいものが幾つもあり困った。僕も自分の場所を持っているので、その喜びも苦労も分かる。大切な場所を使わせてくれて本当に感謝している。それはどこでやる時も同じだけど、今回2カ所を作ってくれたシカゴくんとろうそく屋のほほさん。パン屋のはらちゃん。ありがとう。また、なにかやろうね。


大阪、 うつぼ公園のテニスコート前を歩き、あれ?と思い立ち寄る。高校生活最後の公式戦の場所だった。あの夏は、松坂大輔が甲子園でノーヒットノーランをした。僕は受験生で、大阪から帰っても塾へ通うだけだった。ギターも弾かないし歌も歌わなかった。干支を一回りした自分はだいぶ想定外な所にいる。もう一回り後はどうだろうか。


旅をすると色々な思考に巡り会う。