sketch/2015.12.3【ストーブに灯るもの】

ドアのベルが一向に鳴らない。いつの間にか、めくるページに西日の木陰がチラついてくる。今年もこの光の季節か。500ページに渡るソマリアの書物を読破し、深い溜め息をついた。PCに向かいミックスの仕事を進め、アップロード&メール。そうしてまた珈琲をのみ、私自身もマイクに向かう。歌については、明かに良くなっている部分があるだけに、正五角形の評価にしたら凹みのある個所も出てくる。そこが気に入らない。season3のデモ録りをようやく始めている。そして一向にベルが鳴らず、閉店。この季節、客の居ない店内を暖めるストーブを見ることほど頭が痛い事は無い。お陰さまで、私の野心にも火が灯る。