sketch/2015.11.26【天職】

朝には雨が上がるも、曇り空。寒さは昨日よりも増した気がする。どこであろうと、きっと私は招き入れる場所を作るだろう。誰が訪れるかもしれない場所を、来るかも分からない人を待つ為に作るのだ。カフェも音楽も同じだ。場所と時間を演出する行為、そういう仕事が天職なのだろう。空間も音楽も、それに触れた人の事を考えるときがやっぱり幸せなのだが、天職と言っても結局のところ「職」なので金の事を考える。今の所小銭ばかり稼いでいるが、職の最終的な目標は、大金を手に入れ、好きな事で椀飯振舞いがしたい。(それも相当な額がないと出来ないので、半ば諦めているが。)今夜は、ずっと待っていた大切な人に、富士宮やきそばを作ってあげることしか出来なかったけれど「それが何よりだ」とほおばる横顔が、私の生きる意味であると自信をもって言える。