sketch/2015.11.14

6時半の目覚ましが鳴る。目覚めの良い朝。幾つかあるメロディーの中の一つに、ふいに言葉が乗る。サーフィンに例えるとテイクオフとでも言えようか。メロディーは波に例えるとしっくりくる。言いたい事が決まると、言葉はゆっくり近づいてきてくれる。とはいえ、出会い頭の野良猫と対峙する感覚に近い。逃げなられないようにと慎重になる。そしてボイスメモへの捕獲に成功すると、いい気分で車を走らせモーニングへ。アメリカンとトーストが並ぶ。湯気の向こうには、背の高い窓が曇り空と紅葉の始まりを縁取って、クラッシックな音楽と共に朝を演出してくれている。