sketch/2015.10.27

観光バスがひっきりなしに入ってくる。およそ中国人の観光客が参拝に向かったり、戻ってきたりを繰り返している。おもての席で富士宮やきそばを食べながら、そんな景色に身を置いてみる。多磨ナンバーの私は、さながら観光客として認識されているはずで、地元のおばちゃんもそんな対応だ。小春日和が続いている。夜はもうダウンを着込み、肌寒いよりも少し暑いくらいの方がいい、などと白い息を吐き出しながら思う。つかの間の帰省。帰省というが圏央道様々で、もはや近場の感覚。120kmアベレージで夜道を2時間かからずに、東へ折り返す。母の手調理は、過去最高のクオリティーに達している。