sketch/2015.7.15

京都盆地の夏。台風が近づいている気配はまだ無く、少しカラッとしている気がするけれど、終演後に外へ出るとアスファルトは濡れていて、にわか雨の後のもわっとした空気が漂う。もう別の気候に変わっている。台風の気配を感じる。京都は昔から特別な場所。夏の終わりに、もう一度、藤井さんのお墓へ手を合わせに来ようと思う。その寺の庭園で、ゆっくりと夏の宵を迎えたい。