sketch/2015.5.26

8時。駿河湾を望むサービスエリアで朝食をとる。明らかなバンドマンたちと、やくざ風の社長っぽい人との所帯が向こうのテーブルで賑やか。しばらくぼーっとしてから、よく晴れた日の斎場へ。一日のうちに何度も、狐につままれたような時間が矢継ぎ早にやってきては、心地よい5月の光と風と、汗をかきそうでかかない陽気と、すべてが打ち消し合って、帰り道の高速道路を走るほどに、何事もなかったかのような夜がはじまってゆく。体調はまだ戻らない。