sketch/2015.1.30

ワイワイした楽屋から先発のリクオさんを見送る。なんだかディズニーランドかどこかのアトラクションに出かける様な光景でおかしかった。リクオ船長は今年も長い航海をはじめた。少しの間、乗船させてもらう。半年ぶりのメンバーとの2時間半はちょっとした旅をしている心地で、もうすこし味わっていたかった。このまま都市を幾つか巡れたらと思ってしまう。「終わりたくないね。」リクオさんはそう言いながらアンコールの「光」を始めた。イントロからソロをまわしはじめる。妙に名残惜しい感じ。「すべて捧げる、この瞬間に。」何度も繰り返すフレーズが高まっていく。このメンバーでの演奏はもう無いのかもしれない。そんな予感がよぎったけど、ステージを見渡したらすぐに忘れてしまった。 旅の途中で、リクオさんの船に乗った。船を降りた時には分からないことが、これから沢山見つかることを知っているから、寂しくない。