sketch/2015.7.20

ラフォーレ前でタクシーを捕まえる。電車に乗り家路につく。何か美味しい物を食べたいと思いつつも、ビールと蕎麦をコンビニ袋にぶら下げて歩く。指先が鉄の錆びた色をしている。固いかさぶたの様な皮膚は孫の手ほどのかき心地。こんなにもお客さんと向き合えた演奏の日々に、少しの驚きと、無駄に歳を重ねて来た訳では無かったのだと思うけれど、僕がステージに迎えるように準備をしてくれたスタッフの存在を大きく感じる。ただの感謝とも違う。梅雨は明けている。また明日、おやすみなさい。