sketch/2015.5.18

訪れたお宅は、風が抜ける東京の西のまさに理想的な住まい。遠くまで続く高圧線。ここが昔、畑や田園風景だった連想が始まる。中央線と黄色い総武線の行き交うのを遠くに見下ろす。バルコニーはサンルームに改装され、トイレと浴室のタイルの色彩や古い建具のドアノブに至るまで、どこを切り抜いても抜かりない、自然に年月を重ねた奇跡的な物件に溜め息。愛車のvolvoも同じ色。