sketch/2015.2.10

10代の終わりの頃、ドレッドヘアをしていた。そしてボブマーリーばかり聞いていた時代がある。同じくドレッドヘアだった先輩は言った。「人生の中で出会う人は、同じ時の中で生きている。」違う時の流れの中で生きている人間とは決して出会う事はないのだと。そしてそれはボブの言葉だと、酔った先輩は煙の中で神妙そうに語っていた。よくその言葉を思いだす。あれからずいぶん経つのに、キーワードのように僕の人生に蔓延っている言葉。   電話が鳴る。市役所の緑の課から。来週、公園の木の伐採がguzuriの前まで来るらしい。レコーディングに支障が出ないか?という確認の電話だった。来週はガッツリ録音だった。今週中にguzuri前を終わりにしてもらえる様に最善の努力をしてくれるとの事。 ボブ、今日も僕は時の流れに感謝しています。