sketch/2013.4.18

市川真間から東京へ向かう。市川橋を渡り都心へ向かうルート。10代後半から20代前半、この道を幾度通っただろうか。ずいぶん景色も変わった。

市川にアルマナックハウスという店があり、オープンの2002年からしばらく歌っていた。オーナーの鈴木さんと久しぶりに飲みにいく。昔、僕にスリーフィンガーを教えてくれた恩師。あの頃の時間が濃かったので数年会っていなくても、ついこないだ会っていた様な感覚。おもしろかったのが、数年ぶりに会うのに、お互いの新レパートリーがまるでかぶっていたこと。


夜中の市川インターを降りる。市川へ向かう。今の車も当時と同じ旧車の匂いがする。ふと、22歳のシンガーソングライターの気持ちを思い出す。お客さんが来るのか来ないのかもわからないけど、

鈴木さんに会いに、新しい曲を聴いてもらいたくてあの店に行っていたのだと思った。

長くつづくミュージシャンの為の店は、音楽を愛する店主がいる。