日々は刻々と行く。職業講話を終えて、子供達と給食を食べる。休みの子の席に座る。献立はカレーライス。中学1年生の時クラスメイトだった友人が、先生の席で、僕は生徒の席。不思議な時間が流れる。2回行った職業講話は、さながらMC長めのライブになった。 昼休みの廊下を眺める。きっと僕はあんな感じだったなとか、あの頃は将来の職業についてなど考えていなかったなあ、とか思う。
sketch/2014.11.19
一日のほとんどを車で過ごす。目黒、入間、富士宮と移動。guzuriの片付けと事務作業満載。カフェは休みだったので、掃除や断捨離が進む進む。日も暮れ静岡に向けて車を出す。圏央道、東名経路で実家までの所要時間は2時間を切る。時代は変わった。深夜までやっている行きつけのお好み焼き屋で、久々の友人と会合。ちょっとふくっらした友人は、すかっり学校の先生の風貌。明日は彼の勤める中学で職業講話をすることになっている。中学一年生の前で何を話そうか。実家の風呂につかりながら考える。
sketch/2014.11.18
朝焼けが眩しい。日の出から間もない時間の空気は、秋の終わりの寒さ。今日の朝焼けと夕焼けは似ていた。太陽と共に働きはじめる清々しさ。 昼前にスタジオシステムラボの柳井さんが来る。藤井さんと同じように、海外のハウススタジオを思い出すみたいだった。このスタジオに会う音響システムを一緒に考える。話は弾む。 午後は再びコンテナの現場へ。ロックウールを布で卷く。思ったよりも楽しい作業。栗原君と話し合いながら作業は進む。ゴールが見えてくる。 夜はなぜかカシュカシュの保美さんとguzuriの食堂長がセッティングしてくれた飲み会。トシバウロンとアニーくんと久々に呑む。賑やかな夜。めまぐるしく色々な人と会う一日。
sketch/2014.11.17
夜の店番をしながら昨晩を振り返る。しばらくボーっとして珈琲をすする。HMVから大瀧詠一さんについてのアンケートが来ているのでこれから手を付ける。明日から海洋コンテナの防音室の二次工事が始まるのでその準備も。さっき、昨晩の大荷物をキチムに取りにいくと、トシバウロンがいた。今夜はカルマンのライブ。久しぶりの再会。また明日会うし、あっさりじゃあね。瑞穂のジョイフルホンダ経由で入間に帰ると、昨日の夜に壊れてしまったリズムボックスの持ち主がコーヒーを飲みに来ていた。その旨を伝える。電源を入れる。何事も無かったように音が出る。昔の電化製品。おそるべし。ほっとしたけど、一度ばらして半田とかチェックしようと思う。ACE TONEのリズムボックスの、特にラテンのパターンがとてもよくて、昨晩のライブでも使ったのだけど、3曲目で音が出なくなった。それはそれで面白く、会場の雰囲気も和やかになった気がしたので良かった。実は昨日の朝、魚の骨が喉にささった。今日かよ、、って思った。食パンを何度か丸呑みしたら取れ、危機一髪。ハプニングは続くけどどうにかなっている。今夜も寒い。そろそろ冬支度をしようと思う。
sketch/2014.11.16
夜の吉祥寺を歩く。年の瀬に向かう町は、酔っぱらいの若者で溢れ、ところどころで道を塞いでいる。漣さんと伊賀さんとホープ軒のカウンターでラーメンを食べた。そのほんの少し前のライブでは、アンコールセッションで「私の青空」が演奏されていた。かつて渡さんが使っていたヤマハのギターの音色と漣さんの歌声。僕はそこにある共演を、傍らでささやかなギターを弾きながら聴いていた。そんなことは無いと思うのだけど、漣さんはアンコールの前に「私の青空」は渡さんの歌っていた曲の中で唯一好きだったのだと言い、会場は笑いに包まれた。 幕を閉じて、お客さまの暖かい拍手に感謝すると共に、キチムの吉田さん原田奈々さんを始めとしたスタッフ、音響スタッフ陣、漣さんと伊賀さんの事務所であるTONEの是澤さんや、PUFFINのスタッフ陣、衣装を提供してくれたPHABLIC × KAZUI、このイベントに関わって下さった方々のお陰で今夜のステージが成り立っている事を思うと、胸が熱くなる。TWO MAN DOG 、第1回目から上出来すぎる夜になってしまった。 渡さんがよく行っていたというホープ軒のラーメンを食べながら、漣さんの歌声と伊賀さんの演奏の中に居た余韻が覚めない。 夜の吉祥寺を3人で歩く。TWO MAN DOG の役割で言ったら、僕はさながらDOGだった。 今年も冬がはじまる。
sketch/2014.11.14
朝の光が差し込むguzuriに、アン・サリーさんの歌声と小池龍平さんのギターの音色が響く。今度の録音のサウンドチェック。アンさんの歌声は、相変わらず素晴らしく、歌唄いとして、いつも感銘を受ける。何度聞いても、新しい気持ちになる。エンジニアとしてマイクを立てるけど、ファンとして一番贅沢な観客の気分。龍平さんのギター談義とアンさんの歌の事など、珈琲をすすりながら話が弾む。 そして午後は入れ替わりで伊賀さんが入間入り。日曜日のライブのリハーサル。伊賀さんのベースとAceToneのリズムボックスでJTを演奏する。幸せな時間。いつものように話し込み、気がつけば夜になっている。guzuriはカフェ営業中。焼林檎の甘い香りと、珈琲の香り。
sketch/2014.11.12
夜は店番をする事が多いが、週に一度か二度は一日guzuriの店番をするようにしている。一日の人の流れや、店の細かいところに気をまわす。それでもスタッフに指摘される事も多い。僕には気がつかない事がスタッフには出来るしその逆も多い。それでいい。 近所の焼き鳥屋のおやじが訪ねてくる。いつも焼き物をしながら客と話すおやじは、どうせ呑みながらやっているんだろうと、その口ぶりを見て思っていた。しかし、アイスコーヒーを飲みながらでもその口ぶりは変わらない。デフォルトだった。酒は少し前に辞めたらしい。「君の本業は音楽家か?」 ええ。まあ。「メジャーじゃないな。テレビでみないもんな。」ええ。出れないんですよ。 同じ会話を先週もしている。昼食をしに来た田口と僕を見て「君たちはのんきだな。のんきでいいや。」そう言い放ち焼き鳥屋のおやじは帰っていった。 近所のアハトというカフェの谷藤さんがなぜかguzuriにカイ君が注文した雑貨を納品にやってくる。お客さんが居なかったので、珈琲を出して雑談。こんな雑談から仕事が生まれるものだ。先日もアハトさんの店先での立ち話から、展示会のオープニングで演奏させていただくことになっている。今日も会話の中でアイディアの種が生まれた。 秋の曇りの日。
登場人物/ カイ君(PHABLIC×KAZUIのデザイナー)/田口(車屋、ウェブデザイナー、エアストリーム仲間)/谷藤さん(近所のカフェacht8 店主)
sketch/2014.11.11
小雨が降る朝。朝から立川まで用事に出かける。guzuriに戻ると新作デザートの焼林檎が売り切れの報告を受ける。うれしい。Officeで日曜日の漣さんとの譜面を揃えてから、アンサリーさんの録音の打ち合わせに出かける。あっという間に一日が終わった。森さんのour shopに珈琲を持って立ち寄りSUNDAY MARKETの今後について話す。来週はguzuriの新しい扉の吊り込みや、スタジオのシステムの事もある。週中には静岡の中学校で講演をする。色々な事が同時進行。ごちゃごちゃしてるけど、心はどんどんシンプルになっていく。
sketch/2014.11.10
スタジオシステムラボからニアのモニタースピーカーのデモ機が送られて来て2週間程経つが、ようやく梱包を開封しセッティングをする。しばらく試してみるつもり。スタジオ周りを改めており、心地よさが際立つスタジオに、エンジニア目線でも良い環境づくりを始めている。来週はラボの柳井さんにguzuriに来てもらおうと思っている。 今日はアニー君がPaniyolo君の録音の下見にguzuriにやって来た。パニ君からもらったクリスマスのCDがこれからの季節の店内にとても合う。 明日はクリスマスっぽい照明でも買いに行こうと思っている。
sketch/2014.11.8
入間もはずれの方に来ると、様子が変わってくる。茶畑が延々と続く道を行くと、カリフォルニアの田舎道をドライブしたときの事を思い出す。横田基地から飛び立つ米軍の飛行機が一日に幾度も上空を過ぎる。そんな入間のはずれに、海洋コンテナ防音室の施工現場はある。 今朝は特に寒かった。防音窓を設置、コーキング、床の仕上げ。あっという間に4時のチャイムが鳴る。「日が短くなりましたね。」などと、分電盤を付けに来た電気屋さんと話す。 依頼主のコントラバス奏者の栗原君とは羊毛くんの紹介で知り合った。彼がguzuriへ来たのはもう半年くらい前だろうか。定かではないが、コンテナを置ける物件探しから始まっているので、ずいぶん時間は経っている。 午前八時、現場に入る時間に彼は自宅に居ない。聞くと、毎朝6時に少し離れた実家の練習室へ出かけていくのだという。2時間ほど運指やピッチの確認の後、日中の仕事を終えて、夜も音を出しに出かけていく。その話を聞いてずいぶん影響された。僕ももっとやらなければと思った。 さっき、第一次工事を終えて音を出してみた。明日の朝は新しい練習室で音が出せそうだ。第二次工事は、アンプでもある程度音が出せるようにするための吸音を施す。棚や、その他まで、しばらく工事は続く。ベーズを構える彼の姿は美しく、歳月を積んだ者だけが放つ雰囲気をまとっている。
はっとする生き方に触れると、動き出したくてたまらなくなる。今日はこれから、さっき届いた新しい楽譜を開いてみる。今夜もguzuriの店番だけれども、人が来て欲しい様な欲しくない様な、そんな心地でいる。
BASSE PLANTE のホームページ FACEBOOKページ