sketch/2014.12.27

火の用心の消防車が行く、灯油売りの車が行く、交通安全週間のパトカーが行く。年末の感じ。さっきコンテナ防音室の仕上げが終わった。そしてguzuriの店番。施主の栗原くんと電話で少し話す。彼の声を聞いて、良い年の瀬を迎えられる気分になった。スケジュール帳に来年のカレンダーを書き込む。徐々に決まっていくレコーディングやライブのスケジュール。 今日の昼食はホームセンターのフードコートだった。年の瀬の人々を眺めながら昔の友人の言葉がうかんだ。「君には景色が文字で見えていそうだね。」と。そんな事は無かった。10年くらい前の事。でもそれからは、そんな風に見ようと心掛けていた。そして曲も良く書いた。しかし今年はついに曲が途絶えそうになった。ちょっとまずい気がしていた。もう一度目の前の景色に向き合う時が来ている。SNSのアプリを消してから、携帯電話を見なくなった。引き換えに始めた毎日のsketchは言葉を思い出させてくれる。そしてメロディーが言葉を記憶の階層から連れて来てくれる。昼食をとりながら、目の前に広がる景色だけが僕の情報で、それがすべてだということが、とても清々しくて、懐かしかった。