sketch/2015.7.13

東所沢から所沢インター辺りはまだまだのどかな景色が広がる。よく山に見るそれではなく、郊外の開発の手が届かない地域ののどかさは、所沢をモデルにしたトトロの時代と今尚地続きのような気がする。いつもと違う道を行ったので、何度か道に迷いながら辿り着いた自動車屋は、気だての良いおばさんと、相変わらずのひょうひょうとしたご主人が迎えてくれた。まだ蝉の音の乏しい静かな夏の始まりは、すこし異様な雰囲気を持っていて、帰りの武蔵野線なんかはイヤホンをして良い音楽をかけたら、異空間へリアルトリップできる。夜になって羊毛くんを誘ってゆっくり話す。彼はノンアルコールビールを5本くらい飲んだ。