sketch/2015.3.22

飛行機で香川まで。山間をぬけると、小さなため池。コンクリートで固めていないので、小さな湖のよう。向こう岸の湖畔には集落が見える。屋根は日本の原風景のような形をしている。1965年に廃校になった小学校には、およそ30代の音楽家が集い、僕らはほとんどが顔見知りで、少し同窓会のような気持ちにもなる。山間にこだまする音に耳をすますと、天然のディレイが帰ってくる。あっという間に一日が終わる。いつかまた、同じ招待状の届く日までお別れだ。つかの間の時間が行く。