sketch/2015.3.19

目が覚めると、それまで見ていた夢の余韻の中にいる。しばらくたっても、そこから覚めない。こういう朝はすっかり減ってしまったけど、たまにやって来てくれる。浮かぶ言葉や音を記録しているうちに少しずつそこを離れてゆく。気持ちを作りに広い公園へ向かう。駐車場に車を停めて、少し歩いてみる。録音の時間が近づいている。心が定まらない。いつになく体も心もバラバラなようなので、放っておくことにした。ベンチに腰掛けて珈琲を飲む。自衛隊のヘリコプターの音がして雨が降り始める。肌寒い一日。夕方になって、録音のタイムラインが走り出す。ギターをつま弾きながら声をだすと、バラバラだった物が一つになる感じがした。