sketch/2015.7.10

しばらくの雨から、久しぶりの太陽。初夏の蝉が控えめに鳴きはじめた午後。思わずビールの栓を開けてしまう。窓を開け放ち、掃除機をかけ、洗濯をして、guzuriの風を入れ替える。WNCも公園側は開け放って開催。午後のうだるような暑ささから、夕涼み、ひんやりとした夜がくるこの気候に、ノースハリウッドの夜を思う。もてなす喜びを、自分の音楽の中に見つける事ができた夜なのかもしれない。

sketch/2015.7.9

録音3日目。今日も雨。ストイックに音を求める3人の女性。ミックスをしていて拍手されたのは初めてなので嬉しい気持ち。しかし何よりも演奏が良いので成り立つミックス。ダメな演奏を良くすることは出来ない。リプレイを希望する演奏者の気持ちが痛いくらい分かるので、RECのタイムラインが走るのを見るのは、自分の事の様で可笑しく不思議な気持ち。

sketch/2015.7.8

引き続き録音。そして雨。そして深夜。やっぱりまた、ロイヤルホストにいる。雨に濡れた片側2車線の通りを眺めて珈琲をすする。外の見える席に座りたかったので、案内されたテーブルを変えてもらう。気分転換に夜の町をドライブすることがたまにある。カーステレオから流れる音楽と、夜の流れる景色と共に、幾つも街が名前を変えて過ぎてゆく。辿り着いたオレンジ色の看板を掲げたファミリーレストランで、そろそろ日付が変わる。

sketch/2015.7.7

今日から3日間、別の録音が始まる。録音エンジニアとして働く。ハープ、フィドル、ホイッスル、フルートの音色。モニターしながら日々の疲れを癒してくれる音がする。しかしながら目を開くと目の前には音の波形。この頃自分の録音中は波形を見ないことにしている。波形を見ながら聴く音と、見ないで聴く音。同じだけど違う。何事も見えない方が良い事もある。夜遅くになって今日が七夕だと気がつく。今年の願い事は、そうすけ(友人の子供)に沢山会えますように!と短冊に書いた。彼の家の近くのスーパーマーケットの短冊に、子供のような字で書いた。連絡するのをすかっり忘れてしまっていた。

sketch/2015.7.6

録音初日に撮影と録音をしたPVの仕上げの作業は、顕微鏡で覗く世界の唄入れスタジオと目と鼻の先。この町のデニーズは好きでたまに使う。車を停めて小雨の中スタジオまで歩く。急な坂を下ってビルのインターホンを押す。ワンカメなので色味をチェックしてあっけなく終了。夜には公開される。帰り道、親友に電話をする。息子が仮面ライダーに夢中らしい。彼のトミカブームは去った。僕はV3が好きだった。

sketch/2015.7.5

昨日までのプレイヤーから本日はエンジニアへ転身。演者の気持ちがよく分かる。エンジニアの気持ちもよく分かる。今日も素晴らしいケータリング。そしてノニ茶を頂いた、ノニづいている。

sketch/2015.7.4

最終日、録音1世界はおやすみ。録音2春の海(リトライ)。深夜2時をまわり、新作のミックスまで終了。TIME STREAMシリーズが始まって、すでにここ5年分以上の曲を作っている。そしてたぶん一人だったら数年は掛かる事を、この1年でやろうとしている。season1からseason4までは、日々のスケッチのように時の流れを感じると思う。

sketch/2015.7.3

REC3日目。計7曲のうち、新曲5曲、未発表曲2曲はリアレンジしたので、演奏的には7曲ほとんど新曲のようなもの。出来上がったばかりの曲達と向き合う絶妙な数分感が続く。この日の録音1春の海。録音2午後の光。

sketch/2015.7.2

REC2日目。二十歳ころの春の曲と、震災後の春に作った2曲を録音。当時の事を否応にも思い出す。多くの事が変わったけど、自分の深いところはちっとも変わっていない。そう思える一日だった。録音1弥生の季節。録音2あの日の面影。

sketch/2015.7.1

午後になって雨はやんだ。TimeStream season2の録音初日。これから4日間で7曲の録音とミックスまで。パートナーはseason1に引き続きエンジニアの中村さん。ハナレグミのエンジニアリングを見ていてお願いしたくなった。夜になってPVの撮影。今回のPVもCDに納める物とは別の同録版。この日の録音1Spring is coming to town。録音2 向かい合わせ。録音3世界はおやすみ(撮影と録音)ダビング録音の何倍も精神疲労する弾き語りの時間が始まる。