sketch/2015.2.9

立川にアメリカ村がある。その管理事務所に電話をしたのは10年くらい前のこと。今は横田の米軍関係者のみが入居できるという事で門前払いをされた。福生、立川、狭山の3つのキーワードで米軍ハウスを探し歩いた。そして、キーワード候補外の入間に流れついた。半年程前、guzur珈琲店を訪れたミュージシャンがいる。アメリカ村に実家があり、二人はその近くの米軍ハウスで暮らしている。当時から住んでいる日本人は今もそのまま住めるのだということや、アメリカ村の話をねほりはほり聞いた。それから半年くらい経ち、いよいよ二人の録音が始まる。立川と入間の米軍ハウス。時を超えて繋がる物語がある。

sketch/2015.2.8

カウンターにはCSN&Yのライブ版ボックス。芹沢銈介のカレンダーと観葉植物たち。椅子は程よい高さで、クッションは低反発と綿の2枚重ね。長居をしてしまう。決して高価な内装ではないけど、店主の思考で出来ているその店と僕とは愛称が良いみたいだ。この店のカレーはすべて食べた。

sketch/2015.2.7

レッドアローとロマンスカーを乗り継ぐ。町田駅から少し歩く。薄暗い街灯しかない住宅街を歩く。三件目という立ち飲み屋で焼いてもらった焼き鳥と、コンビニで買ったビールをぶらさげて歩く。マンションの地下室の扉をあけると、家具屋と洋服屋が面白そうな話をしている。町田のPHABLIC BASEMENTにて密談。

sketch/2015.2.6

今年はなぜかカレーがマイブーム。特にマトン。年始からレコーディングも多くなかなかカフェ営業が出来ていないが、3月以降は店番の日も多くなる予定なので、いっそ今年はカレーに力を入れようかと思う。マトン、チキン、野菜、バナナ。この4つを極めたい。そしてもう一つ、姉がヨガの先生もしているので、やってみようかと思っている。メールでオススメのヨガマットを聞く。とりあえず今日は柔軟から取り掛かる。ここ数年プールに通っていたせいか、体は思っていた程固くなっていない。

sketch/2015.2.5

朝の雨は次第に雪に変わる。今日の雪は地面に落ちるとすぐに溶けてしまう。とても寒いけど、この寒さは春が近づいている感じがする。移動中のドライブでボイスメモをチェックする。恥ずかしすぎるものから、はっとする音まで満載で飽きないけど、誰にも聞かせられない代物。 昨日、羊毛くんと栗原くんと新年会をした。20代をがむしゃらにやってきた男たち。三者三様の現在がある。ボイスレコーダーを再生して思う。僕は10代からやってる事は変わっていない。30代も半ばに差し掛かろうとしている。

sketch/2015.2.4

私的に大ヒット中のカレー屋を訪ねるも休み。清掃センターへの道すがら、ワーゲンのバナゴンが停まっている。まさかと思い目印のあるフロントのアンテナをチェックする。僕が乗っていたそのものだった。誰かがオーバーホールして乗り継いでいる。嬉しいというか、ほっとする。その車でよく地方へでかけた。新名神でオーバーヒートしてから、どんどん調子が悪くなって、最後は煙を吐いて走らなくなった。あれから5年くらい経つだろうか。まだまだ元気そうでなにより。立春。

sketch/2015.2.3

玉ねぎ、みつば、春菊、にんにくの芽、油揚げ、タマゴ。適当な材料で常備食を作る。作りながらビールをぷしゅっとやる。食後に豆を数え年分たべる。ふらっと立ち寄った商店で豆を買った。ほっぺたを紅くした年老いたおばあちゃんの商店。歩き疲れた夜、湯船につかる。節分。

sketch/2015.2.2

浅間大社に初詣。guzuriの神棚のお札も納め、新しいものにする。神棚の水を変え、手を合わすのが日課になっている。目に見える情報は蔓延しているけれど、目に見えないものを信じていたい。子供の頃は暗闇が怖かった。いつの間にか只の暗闇になって、そこに見えない恐怖を感じなくなった。願掛けしながら歩いた通学路には、いつも目に見えない何かが潜んでいた様な気がする。嘘をつくと、後ろめたさでいっぱいになったあの頃が遠くなって、いつからか真っすぐな瞳の人や子供に心引かれる様になった。今日も神様が見ている。

sketch/2015.2.1

18年間生まれ育った町を出て、そろそろ16年。工業団地は大型スーパーに、渋滞する踏切は高架鉄道になった。浅間大社の孔雀も居なくなって、整備された公園と駐車場に変わった。実家の裏の田んぼは住宅に変わって、季節の匂いや虫の音もしなくなった。でも時々、この町の変わらないものを見つける。僕がさんざんボールをぶつけていた壁には、まだその痕がある。湧き水の池は、今もこんこんと水が満ちている。好きな子に告白した場所は、相変わらず車通りが多くて危ない。変わってしまったことばかり目立つけど、目を凝らすと、変わらない物は至る所にある。祖父の一周忌でお経を静かに詠んだ。思い出されるのは、賑やかで人が沢山集まる商店。愛嬌ある口の悪さに迎えられる人々。それを支える家族の風景。

sketch/2015.1.31

昨日の深夜に、今日閉店するハバナムーンへ立ち寄った。ガラス戸に手をかけると「帰れ~」と一蹴される。特に気にせずカウンターへ腰を下ろす。前割りを注文する。名残惜しむ客で溢れる店内。ふとレコードが差し替えられる。ユーミンのMISSLIMが流れる。木下さんはそういう人だ。なんだか終わりの気配やら、終わりやらでごった煮の一日が明けて入間へ。雪がまだ残っている。冷え込む夜の店番。昼間のマトンカレーが体に残っている。もう少ししたら車を走らせて西へ向かう。